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NVIDIAのグラフィックカードドライバはディスク容量をかなり消費する

Windows 7が入っているPCがあまりに遅くなってきたので、ダメでもともとでWindows 10にバージョンアップするつもりになっているのだけれど、そのためには空き容量が最低20GBytes必要だという。今の空きは12GBytesで、 8GBytes以上の何かを消すなり移動するなりしなくてはならない。
DiskInfoというフリーソフトを使って容量を使いすぎているフォルダを探してみたところ、NVidiaのグラフィクカードドライバの古いバージョン、しかもその インストーラがかなりの容量を使っていることが分かった。1バージョンに付き1GBytes弱が使われていて、7回ほどバージョンアップを実行したのでこれを消すことができればかなり助かる。
これらは各々が300MBytes程度の容量のフォルダ、3ヶ所に分散して保管されている。その場所は、
  1. C:\Windows\System32\DriverStore\Filerepository\
  2. C:\NVIDIA\DisplayDriver\
  3. C:\Program Files\NVIDIA Corporation\Installer2\
で、それぞれについて実行したことをメモしておく。

1. C:\Windows\System32\DriverStore\Filerepository\
ここはWindowsがプラグ・アンド・プレイで自動的に周辺機器のドライバをインストールするときに使うインストーラを保管してあるフォルダ。ここのファイルは直接削除することはできず、Pnputil.exeというコマンドラインツールを介して消さなくてはならない。大抵のメーカーは古いバージョンを何世代も取っておくようなことはしていないようだが、NVIDIAはそのまま残るようだ。AMDのグラフィックを使っているPCのほうではたいして容量を使っていなかった。
これを消す時はまず、ツールが出力してくれるサードパーティー製ドライバのリストの中からNVIDIAの古いドライバを探さなくてはならない。コマンドプロンプトを開き、pnputilに-eオプションを付けて実行する。出力結果は適当なファイルにリダイレクトしておくと楽だと思う。
     c:\> pnputil -e > pnputilの出力.txt
それから"pnputilの出力.txt"を見てNVidiaのグラフィックドライバの見当をつける。リストされる*.infファイルは C:\WIndows\System32\Inf\フォルダ中の"oem数字.inf"ファイルと対応しているので、見比べて探すと確実性が増す。
次は削除だが、今度はコマンドプロンプトをスタートメニューで右クリックして管理者権限で開く。そこでpnputilに-dオプションと上で見つけた.infファイルのファイル名を付けて実行する。間違って現在使用中のバージョンのドライバを指定してしまってもシステムの側でこれは消してはダメと警告をしてくれるので割合安心である。
     c:\> pnputil -d oem数字.inf
消える時はコマンドからのメッセージもなくあっさり消えるので、目当てのフォルダが消えたかは直接そのフォルダを見張っておかなければならない。
Pnputilツール - Technet

2. C:\NVIDIA\DisplayDriver\
このフォルダはオフィシャルサイトで解説してあるところが見当たらない。消しても大丈夫だよと書いてあるサイトも多いし、適当にエクスプローラで消してしまった。

3. C:\Program Files\NVIDIA Corporation\Installer2\
ここはNVIDIAが再インストールやアンインストールのためにインストーラを保管してある場所。
公式のサポートサイトの解説では、古いバージョンを残さないようにするには、バージョンアップ前にそれまで使っていたバージョンを一旦アンインストールするか、あるいは、インストーラの実行時に"カスタムインストール"を選択し、"クリーンインストールをする"というオプションを選択しなければならないそう。
すでに1,2で十分な容量が確保でき、面倒くさかったので今回は見送った。だからクリーンインストールオプションで過去のいらないバージョン全てがちゃんと消えるかまでは確認していない。
Disk Space Used When Installing NVIDIA Drivers - NVIDIA SUPPORT

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