雨樋の雨水を地上に導く縦樋の部分が壊れて、それを修理するためにいろいろ調べていたのですが、金属製の鎖樋っていうのが趣がありつつも設置が簡単で、しかもそこそこ安価でかなり良さそうです。竪樋を修理する必要のある人、玄関にぶら下がる55mmの塩ビパイプが気に入らないという人は金属製の鎖樋を考慮に入れてみることをおすすめします。 うちは結局55mmの塩ビパイプを切って、つないで3,000円ほどで済ませてしまったのですけれど、調べていた鎖樋も良かったように思えてならないのでメモがわりにブログに書いておきます。 鎖樋というのは雨水を屋根から地表に下ろす際、鎖を伝わせることで流すもので、お寺の本堂の軒下にぶら下がっているのをよく見かけます。お寺で見るものは竹の節のような装飾の付いた鎖になっていることが多いようです。鎖樋を伝って流れる水を眺めることが出来るのは結構いいものですし、冬にはそれを伝う雪解け水が凍って氷柱を作るのもきれいです。 家庭用としてもパナソニック電工などが売っている 塩ビの化粧くさり はよく見かけます。これでも悪くないのですが、プラスティッキーな質感が少し残念なところです。ホームセンターで売っているのを見つけて、これならぶら下げるだけで簡単に施工できるぞと思って購入を検討していたのですけれど、お値段が3mで12,500円とそんなに安くないことで二の足を踏んでしまいました。これに上部を固定するパーツと下に付けるおもりも合わせると計15,000円ほどになります。 もうちょっといいのがないかと検索していて見つけたのが 瀬尾製作所のサイト 。お値段は、 チューリップ型 23,625円 /2.675m, 銅、ステンレス製, 吊金具付き リング型 26,082円 /2.7m, 真鍮製, 吊り金具付き と塩ビの鎖樋の2倍もしません。 もし業者さんに修理を頼んだら塩ビ製でもこれくらい取られるだろうことを考えるとリーズナブルな気がします。結局自分は55mmの塩ビパイプを糸ノコで切ってつないで3000円、という方法を選んでしまいましたけれど。 この写真は小杉文化ホール・ラポールのエントランスにある鎖樋です。おそらく瀬尾製作所の26,082円の商品なのだと思います。氷が大量すぎるせいか写真ではあんまり綺麗に見えませんが。実物は魅力的に見えたんですけれどね。 ...