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お年寄りの皆さんはもう少し注意深くあってほしい

高岡市の旧国道8号線沿いに健康食品を販売するお店ができました。おそらく、高齢者に狙いを定めているのでしょう。 高齢者狙いなんでしょうけれど、このお店、入口に大きく "SOFT ON DEMAND" のロゴが掲げられています。テレビ番組 " マネーの虎 " で有名な高橋がなりさんの "SOFT ON DEMAND"(リンク先エロ注意) です。 このお店、ちょっと前までアダルトビデオの販売店だったのですが、健康食品店は外装さえいじらずにそのままで営業を始めてしまいました。 その結果、アダルトビデオロゴのガラスの向こうにおじいちゃん、おばあちゃんが集まっているというすごく間抜けな、現実離れした光景を作り上げました。この光景はお年寄りはかしこいという幻想をひねりつぶしてくれます。 もしこのお年寄りたちが ハイハイ商法 に引っかかっているのだとしても、これでは同情する気も起きません。世の中に興味をなくしているにもほどがあります。 もしお年寄りたちが「わしらっちゃ 国立ファーム(リンク先健全注意) の野菜を買いに来たがやちゃ」というんだったら納得してあげますけれどねぇ。 (売っているわけ無いと思うけど) ちなみに、チラシによると、このお店は、「学生及び20歳未満の方のご入店はご遠慮ください」なのだそう。やっぱりエロいのでしょうか? まわりくどいエントリーになってしまいましたが、読んでほしいところは↓です。 参考1: Google検索 "クウショップ"   2ページ目以降に本稿の健康食品店の情報ちらほら 参考2: 催眠商法・餌付け商法にご注意 - 大阪の企業法務司法書士 アクアス司法書士総合事務所 参考3: 食パンで老人を誘い込んで、ボッタクリ商品を売りつける7社に業務停止命令 2chまとめサイト

高岡市役所官製談合疑惑の報道を繋ぎ合わせて浮かぶストーリー

先日のエントリー の内容から、自分が想像した事件の流れを記しておきます。 事実は往々にして異なるのでしょうけれど。参考までに。 橘元市長の下、高岡市役所は公共事業の発注先の選定方法を、公平さや価格に問題の出がちな随意契約から競争入札へ切り替えようとしていた。 遺跡発掘調査事業を初めて競争入札に切り替えた2008年、市の担当者は不慣れさから継続して利用してきた業者に受注させようと談合の依頼をしてしまう。 翌2009年も市の担当者は談合を依頼するが、 北陸航測などは身の危険を感じて打ち合せの内容を録音するようになっていた。 やがて誰がしかから告発が行われて警察が官製談合の疑いで捜査を始める。それに気づいた市役所の管理職は担当職員に説明を求める。次いで警察から市役所への捜査協力要請と、担当職員への任意の事情聴取が行われる。 担当職員は2010年1月末に失踪、3月に遺体で発見される。 警察と市役所の管理職は捜査の過程で担当職員を追い詰めすぎて自殺させてしまったのではないかと考え、事態の隠蔽を始める。 警察は捜査容疑を官製談合から業者間談合に切り替え、市役所を捜査対象から外す。市役所の管理職は警察に捜査協力を依頼されるまで知らなかったと嘘の発表を繰り返す。 6月に業者3社の営業職員が逮捕され、9社が書類送検。内2社が起訴される。 7月に高橋市長により市役所の内部調査が始まる。7月中旬の中間発表で警察の調査協力以前に事件を認識していたことを認める。8月の最終報告で管理体制に問題はあったが、談合関与は確認できなかったと発表。 8月現在、業者間談合として裁判が進行中。

市役所の罪を民間になすりつけ? - 高岡市役所官製談合疑惑についてまとめてみる

6月頃に業者が逮捕されてから騒がれだした高岡市の遺跡発掘調査に関わる談合事件は、スキャンダラスな要素があるのに報道は少なく、しかも報道機関によって内容や数値にズレがあり、よく分からない事件です。高岡市民としては何を心配しなければならないのでしょうか。 基本的に気になることは次の3点かと思います。 市のお金が浪費されたのではないか 官製談合なのに業者間談合とされ、談合業者が余計に刑罰を背負わされようとしているのではないか 談合の示唆を疑われる市の職員はなぜ死ななければいけなかったのか。他殺の可能性すら考えられる 1 番目はまあ、みんな分かっていることですし、3番目は謎が大きすぎて今は気に留めておくことしかできません。まさに裁判が進行中の2番目が現在一番注目す るべき点ではないでしょうか。市役所の言うことにハイハイと言って従っていたら、いつの間にか懲役1年を求刑されてしまうというのは恐ろしいことです。 この事件に対して県内の報道機関のスタンスは各社大きく異なり、大体2つの系統に分かれています。 1つ目は北日本新聞(ローカル新聞、県内シェア64%)、NHKなどによるもので、おそらくは検察、警察、高岡市役所の意向に沿った報道と見られます。 北陸新幹線建設によって一時的に遺跡調査の発注額が膨らんでおり、それを争う形で業者間で自発的に談合が行われたというのが大体のストーリーで、次の北日本新聞の記事がよくまとまっています。 読みたい知りたい 業界、先細りを懸念 高岡・遺跡調査談合 北日本新聞 webun 平成21年度の高岡市の埋蔵文化財発掘調査にかかった予算は4億357万円。富山市の平成17年度から5年間の予算の合計額に匹敵し、規模の大きさが際立つ。 高岡市では平成18年度から、北陸新幹線の関連工事が本格化。県道高岡環状線の整備や木津地区のほ場整備事業にも着手し、対象エリアで発掘調査事業が行わ れた。談合があったとされる「石名瀬A遺跡」「石塚蜻保(とんぼ)遺跡」の発掘作業と航空写真測量など4件の入札は、いずれも県道高岡環状線の区域内の事 業だった。 (中略) しかし、そんな業界も曲がり角に差し掛かっていた。新幹線は26年度末までに開業。県道高岡環状線の関連調査もその前に完了する。発掘調査の発注は激減することが予想される。携わってき

氷見、高岡を舞台としたライトノベル「ピーチガーデン」

最近知った のですが、 青田八葉さん という氷見市在住の小説家が2009年の末に「ピーチガーデン」というライトノベルで角川スニーカー文庫からデビューしています。富山県出身の小説家は何人もあげることができますが、たいていは東京など県外で仕事をしており、県内にとどまって執筆活動を続けているというのはかなり珍しいのではないでしょうか。 しかし、県内で活動して郷土愛を感じさせる作品を発表しているにもかかわらず、氷見の明文堂書店や高岡の文苑堂書店ですら特別扱いは受けられていません。ラノベの新刊は大量に発行されるので仕方ないのかもしれませんが、在庫があったとしても棚の一等地には置いてもらえていなくてちょっとかわいそうな気分になってきます。これまで発表されたのは「ピーチガーデン」シリーズ全3巻で、6月に発行された3巻目で完結しています。このシリーズは富山県呉西の人なら間違いなく楽しめると思います。特にかつて 越中中川 を高校通学に使っていた人や、氷見高校を卒業した人におすすめします。 ラノベとしての出来は、私も論じられるほど数を読んだことがないのですが、第14回スニーカー大賞優秀賞が保証してくれるはずです#1 #2。 富山県民としてまず嬉しい点は、舞台として非常にリアルな氷見、高岡が描かれているということです。大都市や有名観光地なら「新宿鮫」や「池袋ウエストゲートパーク」など自分のよく知る街で繰り広げられる、地域密着型の奇妙な物語を楽しむことが簡単にできますが、地方ではなかなかそういう機会がありません。高岡で有名な木崎さと子さんの「青桐」にしても、高岡駅からタクシーで10分ほどの田園地帯らしいので、野村とか長慶寺のあたりを想像して読んではみますが細かな描写はなく、物足りなさが残ります#3。その点描写の多い「ピーチガーデン」なら、そんなところでキスしていたら生徒や一般教員からは見えないだろうが校長室から丸見えだろうとか、三人目のヒロインの家は東下関かな?みたいな補完をしながら読めたりします。 もうひとつ面白い点は、登場人物が地元の人が「氷見の人ってこうだよね」と思っているであろう性格になっていることです。主人公のロックな兄貴がその典型でしょうか。近年の氷見を舞台とした漫画には原秀則さんの「ほしのふるまち」もあり、これは風景や方言の描写は素晴らしいのですが、登場人物が

富山県が全国首位という地デジ普及率に疑念を抱いて調べてみた

昨日、地上デジタルテレビ放送への完全移行まであと1年になりました。 今年3月現在の地デジ普及率は83.8%まで高まってきており、その中でもここ 富山県の地デジ普及率は全国首位の88.8% なのだと 総務省は発表(PDF) しています。 数値を見ている限りではあと1年で十分対応が可能に見えてきますが、富山県高岡市に住んでいると、この高い普及率に疑念を抱かずに入られません。 というのも、 高岡市は市内の二上山にある中継所が地デジ化を機に廃止になる予定 で、屋根の上のアンテナの向きを見れば地デジ化対応が済んでいるかどうか大体分かるのです。最近急速に対応が進んできているようには感じますが、確実に地デジ化対応を済ませている住宅は全体の1/4程度に過ぎません。約半数の世帯は廃止予定の二上中継局にアンテナを向けており、これらの住宅はほぼ確実に地デジ対応していません。 気になるので、今週末簡単に調査をしてみました。 高岡市中心部の下記の地図の赤線の道路を3kmほど歩き、この道路の南側で眼に入るアンテナを数えます。サンプル数は105です。 より大きな地図で アンテナの向き調査地点 を表示 集合住宅も商業施設も1本と数えています。 アンテナの向きによる見分け方は以下のとおりです。 1. 地上デジタル放送に対応済み     今後推奨される呉羽山送信所に向けてUHFアンテナが1本 。     呉羽山送信所と廃止予定の二上中継局に向けてUHFアンテナが1本づつ 。地デジ未対応のテレビも併用していると思われます。 3. どちらか判別できない     呉羽山送信所に向けてVHFアンテナとUHFアンテナが1本ずつ 。二上中継局の出来る前の古目の住宅に多い構成です。このままで地デジを受信できます。     福光中継局に向けてUHFアンテナが1本。地デジ化済みの中継局で、呉羽からの電波が受信しづらい場合の選択肢として指定されています。 2. 地上デジタル放送に対応していない     廃止予定の二上中継局に向けてUHFアンテナが1本。アンテナが1本で済むこともあり、新しい 住宅は大抵この構成です。アンテナの向きを120度ほど回せば地デジも受信できるはずです。 結果は下記のグラフのとおりです。 アンテナの状況 度数 対応状況 比率 呉羽山UH

サッカーワールドカップをどう見てきたか

そろそろ南アフリカでワールドカップが始まります。今回は近年のワールドカップに比べると盛り上がらないのではないかと、観戦ツアーやグッズの売れ行きの低調さから予測されています。 でも、そもそも日本の人はワールドカップでそんなに盛り上がってきたのか? そのサンプルとして自分がどんな風に見ていたか、テレビで懐かしい映像がちらちら流れているのを見ていると思い出されてきたので書き出しておいてみます。 ・ 1982年スペインワールドカップ ちょっとは見ていたはずだけれどあまり記憶にない。 キャプテン翼ブームでまわりもワールドカップに興味を持っていた。 ・ 1986年メキシコワールドカップ 一番真剣に見ていたワールドカップ。 学校ではほとんど話題にのぼらず、ひとりで盛り上がっていた感じ。 サッカーのおもしろさに気づき日本リーグも見てみたが、あまりのレベルの違いに次第に見なくなる。 ・ 1990年イタリアワールドカップ 受験生ながら結構見ていた。 この頃も学校では盛り上がらなかった。 ・ 1994年アメリカワールドカップ テレビを持っていなかったので、友人に頼んで2試合ほど中継を見せてもらう。 決勝戦があまりに盛り上がらない試合内容で、サッカー好きというわけでもない友人の時間を奪ってしまったことに後ろめたさを感じる。 ・ 1998年フランスワールドカップ 1試合友人の家に見せてもらいに行くが、先方の御家族に迷惑をかけているようで気が気じゃなかったらしく、試合内容は頭に残っていない。 テレビが欲しくなる。 ・ 2002年日韓ワールドカップ 周囲は大盛り上がり。 自分はにわかファンだからいいよと残業を引き受ける。 ・ 2006年ドイツワールドカップ 腐ったプロジェクトに足を突っ込んでいたせいで記憶にない。