2015/06/25

射水市坂東交差点が工事中

立体交差化工事中の射水市の国道8号線坂東交差点、交差する道路の上にかかる部分を固定中で南北方向に通り抜け出来なくなっていた。

まないた橋

むかし、むかし、越中の二上山に、気のあらい男の神がおったと。
その男神が、いつもあばれて、田も畑もふみあらしてしまうもんで、村の人たちはこまりはてておった。なんとかして、しずまってもらわねば、どもならん。
そこでそうだんして、村のおもだった者が、男神にたのみにいったんやと。
「そら、おまえらのたのみ、きいてやらんでもない。そのかわりやな、二上山の東の萩野というところにあるまないた橋の上に、まい月一日と八日と十三日と二十三日の四かい、ひとりずつ、うつくしいむすめに、白い着物をきせてさしだせ。」
やと。あまりのむたいなことに、村人たちは、ことばもでんかったが、神さまがいうのでは、どうにもならん。いわれたとおり、白い着ものを着せたうつくしいむすめを、大きなかごにいれて、まないた橋の上にはこぶことにした。
むすめののったかごを、橋の上におくと、人びとは、あとも見ずににげかえった。すると、なまあたたかい風がふいてきて、かごはむすめをのせたまま、二上山のはるかかなたにとびさってしまうんじゃ。
こうして、まい月四人ずつ、むすめがさらわれるようになって、なん年かがすぎた。
このことは、やがて都のみかどの耳にもはいってな、
「二上山の悪神を退治せよ。」
と、行基という徳のたかい坊さんを、越中の国につかわされた。
行基は、むすめのかわりに、白い着ものを頭からかぶって、かごにのらしゃった。
やがて、夜になった。あたりがしいんとしてくると、なまあたたかい風が、ヒュルヒュルヒュウウとなりだした。
風にのった男神は、術をつかって、たくさんの分身をこしらえ、やみの中に、黒いかたまりとなっておしよせた。
行基はかごからとびだして、大きな声をふりしぼり、いっしんに法華経をとなえた。
ゆいぶつよぶつ
ないのうくうじん
念珠をおしもむ行基の声は、越中の東のすみ、西のおく、南のはて、北の海まで、ろうろうとひびきわたったと。
すると、男神の術はたちまたやぶれ、分身のすがたもきえた。そして、あとには一ぴきのみにくい大蛇が、行基の足もとで、のたうちまわっておったと。
「うう、くるしい。ゆるしてくだされ。もう、もう、わるいことはいたしませぬ。これからは、村の人たちをまもります。」
そこで行基は、二上山のちゅうふくにある悪王寺の社に男神をまつり、これからは、むすめのかわりに、米をそなえることをやくそくしたと。そして、米をあつめるやくめは、二上山のふもとの養老寺にもうしつけた。
それからというもの、まい年秋になると、養老寺の山伏たちが、ジャラン、ジャランと錫杖をふりたてて、町や村をまわり、米をもらってあるくようになった。かたにかついだ大きな麻のふくろが、米をいれるかんまんぶろじゃ。
山伏たちは、家いえののきさきに立って、
「二上山、ふたかみさあん。」
「かんまんぶろ、かんまんぶろ。」
と、われがねのような声をたてる。その声に、子どもはなきやみ、きたばかりのよめさんは、ぶるぶるじゃ。
ますのはかりが、すくなかろうもんなら、
「もっと山にもれ、山にもらんか。」
と、やかましい。
そのころの子どもたちは、わるさをすると、
「二上山ござるぞ。かんまんぶろにいれていかっしゃるぞう。」
と、じいはん、ばあはんに、おどされたもんやぞい。
ながくつづいたこのしきたりも、前田の殿さんがなくなってからは、おとろえたと。
養老寺は、そのご、射水神社という神社になり、いまは、二上山のふもとに、赤い鳥居がたっておる。
二上山の男神は、いまでも力のつよい神さまとして、越中のあっちこっちに、おまつりしてあるんよ。

2015/06/23

花さかじじい

とんと、ひとつあったとい。
昔、あるところに、心の優しいじじいとばばあがおったと。
ある日、じじいは山へ柴刈りに、ばばあは川へ洗濯に行った。
ばばあが、川で洗濯をしておると、川上から、どんぶらこ、どんぶらこと、大きな桃が流れてきた。
もひとつこい、こっちへこい
もひとつこい、こっちへこい
と、ばばあが呼んで、その桃を拾うて帰り、突き臼の中へ入れておいた。
やがて、じじいが山から帰って、
「ばばあ、ばばあ、腹が減ってぺこぺこや。なんか無いけ。
と言うた。
「ああ、さっき、川で大きな桃を拾うて帰った。そいつを土間の突き臼の中に入れておいたから、それでも食べっしゃい。」
と、ばばあが言うた。
「そうかい、そりゃあ、うまいこと。どれどれ、食べようかい。」
じじいは、そう言うて土間へ行ってみて驚いた。突き臼の中には桃ではなくて、かわりに白い犬がおった。
「桃でなあて、犬ころや、犬ころや。」
二人には子供がなかったので、その白い犬ころを、かわいがって育てることにしたと。
犬ころは、ひと椀食わせればひと椀分だけ、ふた椀食わせればふた椀分だけ、鍋で食わせれば鍋の分だけ、どんどん大きくなっていった。
ある日、犬ころがものを言うた。
「おじじ、おらの背中に、鍬とかますを付けっさい。」
じじいは、これを聞いて言うた。
「かわいいお前に、鍬とかますを、どしてくけらりょかい。」
「だんない。付けっさい。」
じじいは、それではと、犬ころの背中に鍬とかますを付けると、犬ころはのっしのっしと歩いて、裏の山の畑へじじいを連れて行った。
山の畑へつくと、犬ころは、あたりをくんくん嗅いでいたが、やがて前足で土を掘り返し、
ここ掘れ ワンワン
ここ掘れ ワンワン
と、ないた。
じじいが、鍬でざっくりこ、ざっくりこ、土を掘り返すとカチッと音がして、きらきらひかる大判小判に、二分金やら、一朱金やら、お金がたくさん出てきた。
「こりゃあ、たまげた。」
じじいは、かますにお金を詰め、急いで家に帰り、ばばあに見せた。
そして、二人して、お金を手のひらにのせてみたり、すくってみたり、ジャラジャラ、こぼしてみたりして、喜んでおった。
ちょうどそこへ、隣の欲張りばばあが、火種を借りにきて、
「じいさ、じいさ、お前のところには、お金はないと言うとったが、どこからそんなにでかいと、お金がきたいけ。」
と、尋ねた。
人の良いじじいは、犬ころの話をしてやった。
「そんな犬ころなら、おらにも貸せっさい。」
となりのじじいとばばあは、嫌がる犬ころの首に縄をつけ、早速、鍬やかますをくくりつけて、山の畑へいき、
「さあさあ、おらの畑の大判小判を探せ。」
というて、犬ころの尻を、びしびし叩いた。ところが、出てきたものは、瓦のかけらや石ころばかり。そのうちにヘビやらカエルやらが、ぐにゃぐにゃと這い出してきた。
隣のじじいは、かっかに怒って、
「この奴め、こんなものを掘らしたわ。」
というて、とうとう犬ころを殴り殺して、そこにうずめ、ぶりぶり怒って帰っていった。
優しいじじいとばばあが、いくら待っても、犬ころは帰ってこない。隣のじじいのところへ行って、話を聞いて驚いた。
「なんちゅう、かわいそうなことを。犬ころは、もう、死んでしもたがかいけ。」
と、泣き泣き、山の畑へ行って、犬ころの墓を作り、そこにヤナギの木を植えて帰った。
ところが、次の日、じじいとばばあは墓へ行ってみて、驚いた。昨日植えたヤナギの木は、もう見上げるような大木になっておった。
「わあっ、こりゃあ、たまげた。ばばあや、犬ころの形見のヤナギで、挽臼を作って、米かいて、犬ころの供養にごっつおを作ってやろまいか。」
挽臼ができると、じじいとばばあは、さっそく米を挽き始めた。そしたら、またまた驚いたことに、ごずるごずると、米を挽くたびに、じじいとばばあの前に、大判小判が、チャリンコチャリンコ、こぼれた。
ちょうど、そこへ、隣の欲張りばばあが、火種を借りにきた。
「こりゃあ、良い挽臼じゃ。おらとこにも、貸してくれっさい。
と、挽臼を持っていった。
「よーし、今度こそ大判出ろ。」
隣のじじいとばばあが、ごずるごずる、米を挽き始めたら、さあ、たいへん。
じじいとばばあの前には、鳥の糞やら、ウサギの糞やら、しまいには牛や馬の糞まで出て、隣の家は、糞だらけになってしもうた。
またまた、かっかになって怒ったじじいは、挽臼を叩き割って、火にくべて、ぼんぼん燃やしてしもうた。
優しいじじいは、いつになっても、挽臼が返ってこないので、隣の家へ行ってみた。すると、隣のじじいは、
「あの挽臼は、糞ばっかし出したもんで、腹が立って、火にくべてしもうたわい。」
と、ぷんぷんに怒って言うたと。
「ああ、なんちゅう、もったいないことさしたや。そんでは、それの灰でもないかいけ。」
と言うて、じじいは、灰をもらって帰った。
「犬ころの形見の挽臼だったがに。せめて、墓にでもかけてやろまいけ。」
と、じじいとばばあは、犬ころの墓参りにでかけた。
すると風が吹いてきて、灰をぱっと吹き散らした。と、見る間に、まわりの梅の木には梅の花が、サクラの木にはサクラの花が、ぱっ、ぱっ、と咲いた。
「おお、犬ころが、今度は花を咲かせてくれたがいね。」
たいそう喜んだじじいは、村の中へ出て行って、道みち灰をまきながら、
花さかじじい
枯れ木に花を
咲かせましょう
と、うたった。
そして、梅の木には梅の花を、サクラの木にはサクラの花を、ぱっ、ぱっ、ぱっ、と咲かせてまわったと。
そこへ、殿さまの行列が通りかかった。
「これは、珍しい。じじいよ、そこの枯れ木に、花を咲かせてみい。」
じじいが、灰をぱっとまくと、サクラは、さらさら、ぱっと、咲いたと。
「見事、見事、あっぱれ花さかじじいじゃ。」
と、じじいは、殿さまから、たくさんの褒美をたまわった。
隣の欲張りじじいは、その話を聞くと、かっかに悔しがった。そして、残った灰をかき集め、急いで殿さまの行列の先回りをして、ふれまわった。
花さかじじい
枯れ木に花を
咲かせましょう
殿さまは、この声を聞くと、
「ほほう、花さかじじいが、またきたぞ。そこの枯れ木に、花を咲かせてみい。」
隣のじじいが、灰をつかみ、ぱっと、まき散らしたが、一向に花は咲いてくれん。
じじいは悔しがって、袋の中の灰をめくらめっぽうまき散らした。おかげで、灰は、殿さまの目や鼻や口の中まで、とびこんでしもうた。
「無礼なやつ!」
隣のじじいは、とうとう、家来の者に、縛り上げられてしもうたと。
そやけで、人まねちゃ、せんもんだと。
かたっても、かたらいでもそうろう。

2015/06/08

NVIDIAのグラフィックカードドライバはディスク容量をかなり消費する

Windows 7が入っているPCがあまりに遅くなってきたので、ダメでもともとでWindows 10にバージョンアップするつもりになっているのだけれど、そのためには空き容量が最低20GBytes必要だという。今の空きは12GBytesで、 8GBytes以上の何かを消すなり移動するなりしなくてはならない。
DiskInfoというフリーソフトを使って容量を使いすぎているフォルダを探してみたところ、NVidiaのグラフィクカードドライバの古いバージョン、しかもその インストーラがかなりの容量を使っていることが分かった。1バージョンに付き1GBytes弱が使われていて、7回ほどバージョンアップを実行したのでこれを消すことができればかなり助かる。
これらは各々が300MBytes程度の容量のフォルダ、3ヶ所に分散して保管されている。その場所は、
  1. C:\Windows\System32\DriverStore\Filerepository\
  2. C:\NVIDIA\DisplayDriver\
  3. C:\Program Files\NVIDIA Corporation\Installer2\
で、それぞれについて実行したことをメモしておく。

1. C:\Windows\System32\DriverStore\Filerepository\
ここはWindowsがプラグ・アンド・プレイで自動的に周辺機器のドライバをインストールするときに使うインストーラを保管してあるフォルダ。ここのファイルは直接削除することはできず、Pnputil.exeというコマンドラインツールを介して消さなくてはならない。大抵のメーカーは古いバージョンを何世代も取っておくようなことはしていないようだが、NVIDIAはそのまま残るようだ。AMDのグラフィックを使っているPCのほうではたいして容量を使っていなかった。
これを消す時はまず、ツールが出力してくれるサードパーティー製ドライバのリストの中からNVIDIAの古いドライバを探さなくてはならない。コマンドプロンプトを開き、pnputilに-eオプションを付けて実行する。出力結果は適当なファイルにリダイレクトしておくと楽だと思う。
     c:\> pnputil -e > pnputilの出力.txt
それから"pnputilの出力.txt"を見てNVidiaのグラフィックドライバの見当をつける。リストされる*.infファイルは C:\WIndows\System32\Inf\フォルダ中の"oem数字.inf"ファイルと対応しているので、見比べて探すと確実性が増す。
次は削除だが、今度はコマンドプロンプトをスタートメニューで右クリックして管理者権限で開く。そこでpnputilに-dオプションと上で見つけた.infファイルのファイル名を付けて実行する。間違って現在使用中のバージョンのドライバを指定してしまってもシステムの側でこれは消してはダメと警告をしてくれるので割合安心である。
     c:\> pnputil -d oem数字.inf
消える時はコマンドからのメッセージもなくあっさり消えるので、目当てのフォルダが消えたかは直接そのフォルダを見張っておかなければならない。
Pnputilツール - Technet

2. C:\NVIDIA\DisplayDriver\
このフォルダはオフィシャルサイトで解説してあるところが見当たらない。消しても大丈夫だよと書いてあるサイトも多いし、適当にエクスプローラで消してしまった。

3. C:\Program Files\NVIDIA Corporation\Installer2\
ここはNVIDIAが再インストールやアンインストールのためにインストーラを保管してある場所。
公式のサポートサイトの解説では、古いバージョンを残さないようにするには、バージョンアップ前にそれまで使っていたバージョンを一旦アンインストールするか、あるいは、インストーラの実行時に"カスタムインストール"を選択し、"クリーンインストールをする"というオプションを選択しなければならないそう。
すでに1,2で十分な容量が確保でき、面倒くさかったので今回は見送った。だからこれで過去のいらないバージョン全てがちゃんと消えるかまでは確認していない。
Disk Space Used When Installing NVIDIA Drivers - NVIDIA SUPPORT